吉祥寺の和(なごむ)皮ふ科クリニックのブログです。健康な皮膚に至る情報を日常の経験を交えて書いてみました。皮膚の健康って、心や全身の健康につながっていますから、色々なお話をかくにいたってます。
今、だけでなく5年後10年後にいい皮膚になってるといいなあ、本当の意味で、最終的にみんなが幸せになるといいなあ、そのために必要な情報はなにかな?と思いながら書いてます。
クリニックでは、なるべくレジ袋/plastic bagを使用しないようにしています。
なぜかというと
マイクロプラスチックの問題
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3725/1.html
まだあるのでやむを得ない場合は提供します。
使い古しの紙の封筒も用意してますので、そちらを使用するのもご検討ください。
ただ、紙が増えるというのも、森林破壊につながる、という話もあり、自分のうちの容器を持っていって量り売り、ゴミの出ないリユースというスタイルが合理的です。
以下グリーンピースのニュースレターから抜粋
カフェがストローを紙ストローにかえたり、コンビニがおにぎりのビニールを生分解性プラスチックにしたり。プラスチック汚染が話題になるとともに、お店やメーカーが使い捨てプラスチックを他の何かに切り替えたというニュースを、間山真美子さんもご覧になっていると思います。
でもこれは、本当に解決策になるのでしょうか?
実際は、使い捨て社会を卒業して、繰り返し使うリユース社会にシフトすることこそが、私たちが直面している海洋汚染の解決策となるだけでなく、気候変動を抑え、森林を守ることにもつながります。
☑紙は森林破壊につながる
今以上紙の需要を増やせば、森に負担がかかることになります。畜産のためにアマゾンが切り開かれたり、パーム油のプランテーションのインドネシアの森が切り開かれるなど、すでに各地で保護が必要な状態です。森はたくさんの炭素を蓄えているので、切り開かれてしまうとCO2が放出され、気候変動に拍車をかけることに。*1
☑生分解性プラスチックは自然には分解されない
“生分解性”だからと言って、その辺りに置いておけば勝手に自然に還るわけではありません。特定の温度や湿度でしか分解しないので、川や海に流れ出してしまえば、石油性プラスチックと同じように、ウミガメなど生きものたちを傷つけたり、細かくなってマイクロプラスチックになったりする危険があります。*1
☑プラスチックの90%はリサイクルされていない
これまで生産されたプラスチックの90%はリサイクルされていません。”リサイクル可能”な素材が増えても、実際にリサイクルされているとは限りません。日本は、廃プラスチックの輸出第2位。主な輸出先のマレーシアでは、ごみ処理所が世界中から集まったプラスチックゴミであふれかえり、処理しきれずに野焼きされたり、自然界に流れ出したりしていることも確認されています。*2
他の素材に切り替えたり、出てしまったゴミを処理しようとするだけでは、地球への負担を減らすことはできません。
実は嬉しいことに、全国で、ゴミを出さない量り売りや、自分の容器を持ち込めるお店が増えています。プラスチックフリー生活のためのいろいろな情報を発信している「LessPlasticLife」さんがまとめてくれた全国の量り売りショップ一覧をシェアさせていただきます。
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