吉祥寺の和(なごむ)皮ふ科クリニックのブログです。健康な皮膚に至る情報を日常の経験を交えて書いてみました。皮膚の健康って、心や全身の健康につながっていますから、色々なお話をかくにいたってます。
今、だけでなく5年後10年後にいい皮膚になってるといいなあ、本当の意味で、最終的にみんなが幸せになるといいなあ、そのために必要な情報はなにかな?と思いながら書いてます。
さて、打撲ないしは骨折すると治癒プロセスがやはり個人で異なるとは思うのですが、だからこそ、漢方を学んでいて良かったな、と思うのです。打撲に適応のある漢方は、いくつかあって、代表的なのが、治打撲一方。これはむくみ戻りつつ炎症や熱も取り去りましょう、という方剤です。
次に、桂枝茯苓丸。瘀血や婦人科の処方として有名な処方ですが、打撲にも適応あるのですね。たしかに、うっ血して内出血で腫れ上がります。瘀血を除くほかに、利水の作用も。寒がりの私には、これが一番良かったような。
そてから通導散これは、強力な駆瘀血作用がありますが、大黄が半端なく入ってますので、便がしっかり出そうな。。。これは私は怖くて飲めません。
驚きなのは、低気圧が近づくとか、雨の日、関節系の炎症は痛くなりがちなのですが、それには全くエビデンスがない、ということ。帯状疱疹の痛みでもそうですし、頭痛やめまいも雨の日悪化する人は多いです。痛みはどうかわかりませんが、悪化する人は、一般に水滞といって、体内の水の代謝がうまくいってない人。エビデンスではなくて、人によって違うのかもしれません。漢方には、水滞の処方がたくさんあります。温めながらむくみをとる、冷ましながらむくみを取る、主に首から上の、主に下半身の。痛みには関係ないけど、胃腸系の水代謝の改善の処方もあります。
とにかくむくみがひどく出ますし、安静にしてると気も滅入るし、日々、処方を微調整しています。
漢方の知識があってよかったな〜と思いますし、この機会に色々試してます(笑)。
もう一つ精油の効果も素晴らしい。
内出血の紫にはヘリクリサム、痛みにはバジル、むくみには、(私は)温めながらむくみを取るジュニパー、と、朝しか使えないWeledaのバーチのオイル(これはセルライトを取る、というのでよく売れてますが、要はむくみとり、のような気がします。冷ましながらむくみ取るのと、多分ローズマリーあたりが入ってるのかな?覚醒してしまうので、朝だけ使用)。禁じ手の原液を使ってしまいましたが(かぶれやすくなるのです)、フレッシュなもの(やはり自然のものは劣化が早いのです)、よく効きました!
もちろんミトコンドリアが活性化してエネルギーつくってないと、むくみも取れませんから、プラズマパルサー(エレクトロンの補充)とハイチャージ(ミトコンドリアを最適に動かすよう微量な電流を流し調整する)と、両方やってます。抗酸化大事なので、リポゾーーマルC、グルタチオン、飲んでます。なぜか、点滴の針が逃げてくので、内服のサプリが中心。
今日は台風。通勤の時だけ装具に切り替えて、長くつ履いてくれば良かったな〜。
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