吉祥寺の和(なごむ)皮ふ科クリニックのブログです。健康な皮膚に至る情報を日常の経験を交えて書いてみました。皮膚の健康って、心や全身の健康につながっていますから、色々なお話をかくにいたってます。
今、だけでなく5年後10年後にいい皮膚になってるといいなあ、本当の意味で、最終的にみんなが幸せになるといいなあ、そのために必要な情報はなにかな?と思いながら書いてます。
重金属のケアをして改善する疾患はたくさんあります。皮膚疾患もたくさんあります。たまたま今のところアトピー性皮膚炎の方が多いですが、掌蹠膿疱症、尋常性乾癬、円形(全頭や全身に至る特にシビアなケース)脱毛症にも効果はあります。
皮膚疾患の場合、歯科金属を除去するだけで軽快するケースが、9割くらいあると思いますが、しっかり準備ができていないと、かえって悪化したり、別な症状や湿疹が出たりすることがありますので、きちんと体を整えてから始める必要があります。
また、歯科金属を除去しただけでは不十分で、その後、体に溜まった重金属を除去することで(5月に少し書きましたね)、さらに軽快していくケースもあります。
先日、30代の女性から、”先生のところに通い始めてから、明るくなったって言われて”で、”そして、少しずつですが、体毛が生え始めてきたんです”と嬉しいご報告をいただきました。
どんなことをしたか振り返ってみますと
1。まず、漢方と食事指導で元気になっていただきました。低血糖がベースにあったので。
2。オリゴスキャンと、毛髪ミネラル検査で、重金属の蓄積が疑われ、
3。有機酸検査でグルタチオンを作れていない印象でした
4。もともと低血糖などがベースにあったし、活動的でミトコンドリア元気!!みたいな感じではなかったので、負担の大きい点滴のキレーションではなく(多分こっちの方が、結果が明確に出やすいですが、体の負担も大きいので)、じわじわ結果が出る自然キレーションの方を選択しました。
グルタチオンを飲みつつ、クロレラを飲んでいただきました。
(うちで扱っているリポゾ−マルグルタチオン、八重クロすごく質がいいんですよ)
大人になってから、ニンニクとか、硫黄含有してるものは苦手なんですよ、とのことで(多分硫黄の代謝のところに遺伝子変異があること(SUOXのSNIPS、多分ヘテロ)が予測されます)、グルタチオンも少しずつ内服しないといけないらしいのですが、これが良かったようです。
グルタチオンの半減期はたったの12分(1時間もないんですよ!)なので、1日何回かに分けて少しずつ内服した方がいいようです。(今日、たまたま、勉強会で知りました)この方、自分に適するやり方をすることで、グルタチオンの効果を最大限に引き出していたんですね。
明るくなったね、と言われるのは、元気になったので、大きな声が出るようになったこと、そして大きな声で笑えるようになったからだそうです。
よかった。経過報告です。
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