吉祥寺の和(なごむ)皮ふ科クリニックのブログです。健康な皮膚に至る情報を日常の経験を交えて書いてみました。皮膚の健康って、心や全身の健康につながっていますから、色々なお話をかくにいたってます。
今、だけでなく5年後10年後にいい皮膚になってるといいなあ、本当の意味で、最終的にみんなが幸せになるといいなあ、そのために必要な情報はなにかな?と思いながら書いてます。
よく運動していた人が、ピタッと運動をやめると、半年後あたりに、アトピーとか蕁麻疹が悪化したというケースがよくあります。
運動していると、適当な負荷が、細胞のミトコンドリアにかかり、負荷がかかると、より多くのミトコンドリアが増え、エネルギー産生をするようになります。
実は、エネルギーの大部分7~8割は、運動につかわれるのではなく、解毒に使われるときいたことがあります。
運動しないと、負荷がかかりませんので、ミトコンドリアの数はだんだん減って行きます。すると解毒もできなくなるので、冒頭のようなことが起きます。
実は、皮膚炎どころでなく、体の他の部分の害も出てくるので、他に疾患もあっかすることがあります。
逆に、運動するようになると、アトピーとか、蕁麻疹よくなりました、というのもよく聞きます。色々な意味で運動は良いのですけれど、一番はこの理由かな?と最近思っています。
ちなみに負荷は、細胞が、酸欠になることだったり、熱であったりしますので、人工的にこれを作るのも有効で、息を止めるとか、高温のお風呂に入る、とかいうのもよかったりします。ミトコンドリアばかりでなく、オートファジーの話にも発展しますが、要は、適度な負荷は体をより丈夫にする、というお話でした。
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